いつもと何ら変わらない顔でこちらを見ている。
でもひとつだけ違うところがあった。
「タキシード……?」
「はい。似合いますか?」
「う、うん…?」
白いタキシードを着ている。
まるで結婚式に着るような真っ白いタキシード。
「小夜さんも似合いますね、“ウェディングドレス”。」
「えっ…?」
ウェディングドレス…?
疑問に思いつつ自分の姿を見た。
「っ!?どういうことっ!?」
「そういうことです。早く行かないとみなさんお待ちかねですよ。」
どうやら私は今日結婚式をするようです。
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