「んー……」





 あれからどのくらい経ったのかわからないけど、知らない部屋のベッドで寝かされていたよう。



 ゆっくりと体を起こして周りを見渡す。





 家具はベッドしかないし、時計だってない。





 一体ここはどこだろう?





「目覚めましたか、小夜さん。」


「っ…彩人くん!」





 ドアのところに少しもたれかかるように立っていた。