「どこへ行くの?」


「秘密です。」


「えぇ~!・・・ヒントは?」


「うーん……小夜さんが白いものをつけるところです。」








 白いもの…?





 全くわからない………





 だって白いものっていつでもつけるでしょう?





 アクセサリーとか帽子とかマフラーとか。








「さぁ、着きましたよ。行きましょう?」


「うん……」








 どうやら着いたらしい。





 ドアを開けて車の外に出た。





「っ!?ちょっ…やめてっ!?」





 後ろを振り返ろうとしたら目隠しをされて、視界をシャットアウトされた。





 なに!?


 どういうこと!?





「すみません。少し我慢してください。」


「えっ!?ちょっ………」





 どうやら睡眠薬も打たれたようで、意識が次第に遠のいていった。