「そういえば、彩人くんはお母さんたちと何を話していたの?」





 私が接客中、彩人くんは何やらお母さんたちと話し込んでいた。





 何を話したんだろう?










「・・・秘密です。」


「え~っ!教えてっ!ねっ?」


「いつか教えますよ。」


 そう言って彩人くんは、柔らかく笑い、私の頭を優しく撫でてきた。










「っ/////・・・じゃあ、いつか絶対に教えてねっ…?」


「はい。」


「ふあぁ…なんだか眠たくなってきたぁ………」


「寝てもいいですよ。」


「えっ…?」


「ボクの膝なら貸しますよ。」





 あら?


 この誘い乗っていいのかな?



 なんだか私の危険センサーが反応してるけどっ…!?










「いや、いいよ。大丈夫だから。」


「はぁ…大人しく寝ればよかったんですよ。」


「っ!?」










 彩人くんはそれだけ言うと、私を引き寄せて後頭部に手を当てて、ゆっくりキスをしてきた。