「星が綺麗ですね。」
「うん、そうだね!」
文化祭が終わり、夜のイベントが行われている。
私たちの学校は、1日間しか文化祭がない。
だから、その日のうちに打ち上げ会を兼ねた夜のイベントが行われる。
みんなでキャンプファイヤーを囲みながら騒ぐのが恒例らしい。
でも、私たちは屋上で星空を見上げていた。
「今日は色々ありすぎた一日だったね。」
「はい。小夜さんのご両親がきて驚きました。」
そういえば、お父さんたちは15時過ぎに仕事があるから帰っていった。
でもお父さんは嫌だと言わんばかりに、ややお母さんに引きずられながら帰っていった。