「え、くれんの?」
こくこく頷いた麻貴の鼻はやっぱりひくひくしてた。
これは泣くパターンだよな…
「ありがとう麻貴」
「……うぅ、」
「わ、麻貴泣くなって!」
「………誰の、せいだと思ってんのよッ!!」
え〜…、泣いて怒るパターンっすか。
麻貴ってば情緒不安定なんだな…
でもよかった。麻貴は俺のこと嫌いになったかと思った。
俺がそう言うと、私の台詞だと怒りながら言ってきた。
怒りながら言ったのは置いといて、麻貴と俺が同じ気持ちだったことに嬉しくなって、麻貴を抱き寄せおでこにキスした。
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