「冬哉くんはそれくらい、麻貴からのチョコ楽しみにしてたんでしょ。」
楽しみにしてくれてたのは、私もわかってた。
冬哉はどうせたくさんチョコ貰う。
そんなのは今に始まったことじゃない。
でも今年は彼女になれたから、私のだけ受け取って欲しいって思ってしまった。
だから、怒ってしまったんだ。
私って心狭いんだな…。
今思えば、冬哉とこんなに話さないのは初めてかもしれない。
いつも私が怒ると、いつも冬哉が謝る。
だから今回は私が謝らなきゃ…。
これじゃ、冬哉に愛想尽かされちゃうよ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…