まじかあ。じゃあキスもしたことないのか!?


「紗江ちゃん、キスしよっか」


俺の言葉に目を見開き、顔を真っ赤にさせた紗江ちゃん。


「何言って…!」


「紗江はしたくないんだ」


「……して、ほしぃ」


「りょーかい。…紗江スキだよ」


紗江ちゃんの唇は柔らかかった。

それを素直に口にしたら、

「もうしない!…したらお前の唇噛み切ってやる」

こえー…

…んま、しちゃうけどね!



「紗江」


「何よ!てか急に呼び捨て、」

ちゅ


「じゃーね、また明日!」


「さ、さいってー…」






fin.