*翔*


「何で道路で叫ぶの…」


「…?だってスキだし」


当たり前じゃん。紗江ちゃんてば何言ってんの?


まだまだ俺をわかってないんだなあ、紗江ちゃんは。


「…ほんと、やだ」



やだとか言いながら、俺の胸に頭を預けてきた紗江ちゃん。


おおう、なんだ一体!


「今日は紗江ちゃん、デレてるね」


言った瞬間、ばっ、と俺から離れていった。


「でっ、デレてなんかないし!」


…顔真っ赤にしながらそんなこと言われても全然説得力ないし!笑