「紗ー江ちゃんっ!」
放課後、奴はやっぱりあたしのところにやって来た。
「…チョコ、あったりする?」
その言葉を聞いて、欲しい?、なんて聞くあたしはSだと思う。
「え、あんの!?うわっ、まじで!?欲しい!めっちゃ欲しいっす!!」
「じゃ、あげる。お返しは倍で。」
……素直じゃないな。
自分でもそう思うけど、直すのは無理なんだよなぁ。
「ありがとー紗江ちゃん!…あのさ、帰りどっか寄ってこ?ついでに勉強教えてもらえるとありがたい…」
そういえばテスト、そろそろだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…