って、ノンキじゃねーよ。
切実なンだよ。

いつまでマッパでいりゃイイの?!


「服はおまえが自分で裂いた。
おまえ、闇に堕ちたンだよ。」


「え。
まじで?」


俺今、鬼なの?
なんでフツーに喋れンの?

てかコレ、死んでンの?

景時は自分の頬に手を当てた。
いつもの感触が指に伝わる。

意味がわからない。


「で、完全に鬼になって戻ってきたようだ。」


完全にって…

もう!
完全にイミフだっつーの!

わかるように教えてクダサイ、先生!

結局、オニなの?
今からグガグガ言い出すの?

途方にくれて赤い髪を掻き上げようとすると、指が異物にぶつかった。


(ナニ? コレ?)


そっと手を触れ、確かめる。

あら?なんか細いの生えてる。
意外と長い。

あ、コッチにもある…

って?!