「景時…
おまえ、ナニがあった?」
「…
拘束されて、視姦されてマスケド?」
緊張した面持ちで問いかける黒曜を、景時は潤んだ目に精一杯の恨みを込めて睨み上げた。
途端に呪が解け、身体の主導権が戻る。
まじ神。
ありがとう。
後… 俺の服は?
「自由になったろ?
ほら、吐け。
俺がおまえを殺ろうとして、紅玉が来て、その後は?」
…まじ悪魔。
ソレ吐いたら服くれンだろーな、コノヤロー。
(その後って… なんだっけ?)
やっと両手で前を隠した景時は、首を捻って考え込む。
そうそう、うさぎが来て。
呪をかけられそうになって。
それを黒曜が止めて。
二人が抱き合ってンの見て、イヤな気分になって…