「…
いも虫ごっこ?
楽しい?」


「…
黙れ。
紅玉、まずコレを解け。」


笑いを堪えて頬をひくつかせる景時を、怒りに頬を引きつらせる黒曜が睨みつけた。

いも虫はすぐに解除される。

すると、目にも止まらぬ速さで移動した黒曜が、景時の腕からうさぎを奪い取った。

景時は空っぽになった腕を、名残惜しげに見下ろして…

ある、重大な事実に気づいてしまう‥‥‥


(俺、マッパ─────??!!)


ナニナニナニ?! コレ?!

いやいやいやいや… 服は??!!

なんなの?!
なんでこーなった?!

って、きゃあぁぁぁぁぁ??!!

二人の鬼神が、全裸の景時を見下ろしていた。

そりゃもう、ガン見…


「ちょちょちょ…
ソレ以上、来ないで…」


顔面蒼白になった景時が片手でナニを隠し、もう片方の手をブンブン振って、二人のさらなる侵攻を防ごうとするが…