ドドドドっっ

バ───ン!!


「景時─────!!
うさぎサマ、帰ってきたかぁぁぁぁぁ?!」


「薫ちゃ─────ん?!
チャイムはぁぁぁぁぁ??!!」


けたたましい音を立てて部屋に乱入してきた薫を見て、景時はうさぎの前に崩れ落ちた。

ココか?!
今回の寸止めはココか───?!

あんまりだろ。
神も仏もねぇだろ。

うさちゃんまで、後数㎝デシタヨ?

後数秒デシタヨ?

どーしてくれンの?!

この燃えたぎって、あらぬトコロに集結する熱い血潮を?!

もう泣きたい。
てか、今回はガチで泣く。

駄々っコのようにな───!!

景時は本気で潤みだした目で薫を睨んだ。