香はため息を溢した。


先程の出来事で気疲れした様でその場に腰を下ろした。


悠哉も、隣に腰を下ろす。


「まだいるつもり?」


香はてっきり、悠哉は帰っていくと思っていた。


「僕と居るの嫌?」


悠哉お得意の可愛いらしい笑顔を向ける。


香が顔色ひとつ変えないので悠哉は膨れ面をする。


勿論、その顔は可愛い風に膨れている。