そのせいか、団体が会場に行った時受け付けの机にたくさん並べられた名札は残り3つになっていた。


「頑張ったね〜。本当に疲れたね〜。このまま帰ろうか(笑)?」


疲れを癒してくれるかのように言う冗談は魔法のように私の疲れをとってくれた。


「それは駄目ですよー。これからが本番ですよ〜。」
私も笑いながら答えた。

すると階段の上から20歳位の男の人がおりてきて、「ゆり〜!!もうそろそろ始まるぞっ!」と叫んだ。


「はーい。今すぐ行くー。」

ゆりさんは33歳だけど、いろんな人から20代といわれる程美人だったから、彼氏と思った。