夜道に真っ赤なドロドロした液体と、細長い足、黒いフード、黒猫と同じピアスをしたヒトカゲが立っていた。 カツ、カツ・・・。 立ち去る音と影が薄くなり消えていく。 このことを見ているのは、暗いソラを照らす月だけ――――・・・。