あんなに走ったのに、少し息切れをしているぐらいだった。 しかも、月の横に居た女は誰だ? あんな奴居なかったはず。 『ちょっと、聞いてる?』 『着物っ、きてたっはぁ・・・』 『それって、みなちゃん?』 『あぁ?・・・しらねぇ』 『何か嫌な予感するぞ』 『・・・何かあるのかしら』