驚いたような、やっぱりなというような顔のヒロと目が合う。 『単車まで走るよ』 ボソッと呟いたミナの声と同時に目を逸らして走る。 『ちょっ、』 ごめんね、今は我慢してよ・・・。 片手で私を引っ張りながら片手で電話をしている。 『そう!!・・・。だからそうだって!!早くキー挿しててよね!?』 どうやら相手は風魔らしい。