「あの…!」 声を掛けると、めんどくさそうに 顔を歪ませる、男の子。 とりあえず、理事長室への 道を教えおらおう…! 「えーと…理事長室って、何処ですか…?」 勇気を出して聞いてみた、ら。 ちょっとの間沈黙。 え、道、知らないとか!? そう思っていると、その 薄い 唇が開いて…。