†                      「あー思い出したよ花園、あの事かー」

「…やっぱり忘れてた。ひどいなーあの約束のせいで、千歳にオレと鳴海が知り合いだって、言えなかったんだからなー」

「ああ…そっか、ごめんごめん、なるほど…そーゆー事か」

「で、言っていい?」

「さっきから、何をよー!?」

会話の見えない千歳が、ついに切れた。

「まぁまぁ…花園、悪いんだけど、もう言っちゃったから、自分が」

「えー!?ずるい、千歳が驚く顔見たかったのに!」

「それはダメ、先に知ってた者の勝ち」

「〜だから何が?!説明してよーー!!」

千歳のシャウトが、静かな夜に決まった…