五年前の私へ。
やっと手に入れた「幸せ」を、
なぜ「当たり前」だと感じてしまったんですか?
手に入れる前は、「夢」で、「希望」で、「願望」で、
その「幸せ」を手に入れたいと
もがいていた。
必死に手足をばたつかせて
「幸せ」を掴もうとしていた。
でも、手に入れてしばらくしたら、
いつの間にかそれが当たり前の日常になっていて。
きっと、あの出来事がなければ。
私は五年経った今でも
「幸せ」を当たり前だと思っていたに違いない。
あなたがいなくなって
私の隣は穴があいたように何もなくなってしまった。
温もりも、存在も、愛も、幸せも、当たり前の日常も
何もなくなった。
空っぽの私に残ったのは
悲しみと、絶望と、後悔だった。
あのときあなたに伝えられなかった言葉を、
今も、これからも、ずっと思っています。
あなたに会えるまで、
心の中で思い続けます。