よし、いざ学園へ!

マンションを出るとそこには眠たそうなハクトが。

「やっと出て来たか。」

はい?
ヤットデテキタカ?

あぁ待っててくれたのね。
お礼言わないとね

「何、百面相してんだ。
 学園行くぞ。」

「あっ置いてかないでよ!」

歩くの早いなぁー
まだ昨日の足の痛みが残ってるから早く歩けないんだけどなぁ。


「手ぇ出せ」

もう何よ
まったく。

「これで置いてかれずに済むだろ?」

そう言いながら、ハクトは手を握ってくれた
ハクトの事だから私の足を気遣ってくれたんだろう。


「ありがとう、」
やっと言えた…
お礼。