「ふぅ重。」

私は私の両手にぶら下がっている白い袋を恨めしそうに睨んだ。

白い袋の中には、シチューのルーとかいろんなものってだけに、あまり気が乗らない。

こんなにおもいとは…

あれっ!!!
あれはぁぁぁぁっっっ!!!
「寛貴様ぁぁぁ??!!!」

寛貴様は私の奇声を聞いた瞬間
勢いを付けて振り返った。
「寛貴君!!!!」
私は寛貴様に向かって手をブンブン降った

寛貴様は、私の顔を見るなり近寄ってきて、
「恥ずかしいから…辞めて。」
といって私の腕を掴んで下におろした。

「へへー////」

「なに??けなしてんだけど??」

わたしの腕を…寛貴様最高!!!!

かっこよすぎです!!!!!
好きで、もう倒れちゃいそうです!!!!!
倒れたらチョコ作れないかなぁー…辞めておきます♪

「寛貴様どうしたの??なんでここに????」

「ん。帰り。」


立ち止まってちゃんと話してくれるところが良い。

優しく私にだけ笑ってくれているような感覚だ。
もう、ヤバイよ。

「田中さんは??」
あー田中さんとか!!!!
綾香って呼んで欲しいなぁ…
「えーと、チョコスプレーを買いに。」
ふーんと言って、寛貴様は、

「じゃあね。」
っていって私に背を向けた。

なんか、じゃあねって、私は言えなさそう。

だって、