そして、僕らが撮影した日の写真が掲載された日に学校に行ってみると、、、
「東城君っ!モデルだったの?!」
クラスの女子の一人が持ってきた雑誌を見てみると、僕と楓ちゃんの写真が表紙に載っていた。
「わぁっ!東城君可愛く写ってるよ!」
雑誌の中にも、僕と楓ちゃんの写真が特集になっており何ページか載っていた。
「東城、、、お前モデルならさっさと言えよ!」
「え、、、、いや、、、。」
一日だけだったという間もなく、男子にも女子にも囲まれてしまった僕。
「助けてやぁっ、、、千夏ー、、、。」
千夏に助けを求めてみても、
「んー、、、自分でなんとかしなよ?」
何か冷たいし。
しばらく囲まれたまま、適当にあしらっていると楓ちゃんが教室に入って来た。
んで、ちゃんと説明してくれて僕がモデル説は消えた。
ホッとしたのもつかの間、次は男子から文句の嵐。
「おい、何で東城なんだよーっ!」
またか、、、とため息をつきそうになった時、ガタンッ!と勢いよく立ち上がる音が聞こえた。
「井吹さんがうりがいいっつったんだからそれでいいじゃない!アンタら、それでも高校生?」
千夏の一言で、一気に教室が静まりかえった。
「ちな、、、、。」
お礼を言おうとしたと同時に、千夏が大きな音を立てて倒れてしまった。