今までと同じ毎日

だけど全然違う気持ち
佳真の声が聞こえる夜

携帯に残る言葉

そしてテレビに映った Kei を応援する自分


「蘭先生 何だかすごく楽しそうね~
もしかして 彼氏でもできた?」

「え?いえ
彼なんてできませんけど…でも毎日楽しまないと
ダメかな~なんて思って。」

「心がけ一つでいろんなこと
頑張れるようになるわよね。」

主任が背中をポンポンと叩いた。

「張り切ってがんばりま~す!!」


恋をしてるだけで こんなに人生って変わったっけ?

二度目の恋

いつも学校で会えた最初の恋
一緒にいられることが あたりまえだったけど


それでも今はとても充実していた。

「ウチのこと好き?」

「俺のことは?」

「先にウチが聞いたでしょ?」

「蘭が言わなきゃ教えられない。
俺のことスキ?アイシテル?」

反対に聞き返される。
「意地悪・・・・・。」

「ん?」甘い声で 佳真が聞き返す。

「アイシテル……。」恥ずかしくて火が出そう。

「俺も 愛してるよ。会いたいな~。」

会えなくても すっごく幸せだよ・・・・。