「早川いる?」

一番後ろの廊下の席に座ってた私に
訪れた奇跡

「え?」
振り向くとそこにいたのは 佳真。


「あ 早川っと……いないよ…。」

頬が真っ赤になって 爆発しそう。

「マジ?あいつ人を呼び出しておいて…まったく…。」

こんなに至近距離で 佳真を見たのは
初めてだった。

あ…けっこう ニキビあるんだとか
まつ毛がめっちゃ 長い…とか

「あれ?熱あんの?
顔 めっちゃ真っ赤だよ。」

「え?そう?あれ……。」
慌てる


佳真がゲラゲラ笑いだした。

「蘭ちゃん……泉田 蘭ちゃん…。」

「え?どうして知ってるの?」

「蘭ちゃん人気あるもん。」

「私?そんなことないよ・・・!!」

恥ずかしさMAX

「めっちゃカワイイ~~。」
佳真の言葉にもう収拾がつかなくなった。