「マジにごめん!!」

男子が集まっている。

「佳真 何か謝ってるみたいだよ
蘭ちゃん 何かあったの?」

クラスメートの言葉に慌てて飛び出した。


平和主義の佳真が 喧嘩でもあったのかと
心臓がどきどきした。


「おまえ ふざけんなよ!!
大事な試合だろ!?」

「わかってるって 俺も何とかして出たかったんだけど
どうしても・・・・用事ができて・・・。」

「用事って何よ?先輩たちだって怒ってたぞ。」

「うん わかってる・・・・。
俺にとってもチャンスだったの知ってるだろ?
俺だって……できれば…だけどマジに…ごめん
これ以上は……。」

「見損なったし……おまえ もうやめろや!!
二度とお前とサッカーしねーよ。」

いつも仲良しの 佳真自慢の一年サッカー部

中心で笑っていた佳真が
一人取り残されていた。


何が起こったんだろう……不安になった。