「きみなら　大丈夫な気がするよ。
Kei・・・佳真の目と似てるな。
アイツにもさんざん　蘭さんへの想い
熱く語られてたからな。
柴田もだろ？」

「はい　聞き飽きるくらい・・・・
どんだけ好きなんだって　思ってました。」

女性も初めて微笑んでホッとした。

「いろいろ言わせてもらったけど・・・・
この二人は本物みたいだ。」

「そうですか。よかったです
Kei　の一方的なオノロケじゃなくて
じゃあ　行きましょう　蘭さん。」

女性は私の背中を押して
ドアを閉めた。


秘書のような女性が数人
パソコンを見ていた。


「私は　柴田　雅子です。
マコさんでいいです　年上なので・・・・
では　蘭ちゃん　出かけますか。
着替えてくるので少し待ってくれます？」


何が何なのか・・・・

「あ　わかりました。」


ただ　認めてもらえたことはわかった。


自販でコーヒーを買って
大きく息を吐いた。


私も妻としてだけじゃなくて
こうして仕事面でもサポートできるように
頑張らなきゃ・・・・そう思った。


全ては私たちの夢のために・・・・・・。