社長デスクにドラマのように座っていた。
私を見ると 立ち上がった。


私は社長の前にたって

「初めまして泉田 蘭です。」

社長は私に名刺を差し出した。

「はじめまして 社長の 大久保です。
どうぞおかけください。」

私が応接室のソファーに腰かけると
ノックが聞こえて 女性社員らしき人が
麦茶とチョコレートを出してくれた。

「ありがとうございます。」

社長が席についた。

「驚いたよ まさか Kei に
こういう人がいたなんて青天の霹靂って
こういうことを言うんだな。」

笑った
だけど やっぱり都会の人って冷たさがある。


「モニカのバカがわけわかんないこと言いだして
これからこっちもそれに対応していかないと
下手したら Kei は終わってしまうかもしれない。」

「え?」

「慎重に事を進めないと
Kei を壊してしまいかねない
蘭さんにも 協力してもらわないと・・・・」

「はい・・・・」

「蘭さんのこともネットで
言われ始めてるから 二股ということで
Kei はこれから叩かれるだろう・・・・
上手く動かなければ 潰してしまう……」

社長はそう言うと目を閉じた。