「一緒に……一緒にいこう……」

佳真の声に
私も反応した。

隅々まで愛されてとろとろに溶けて熱くなった
身体と心はもうすぐにでも 天国に行けそうだった。

佳真と一つになって
一緒に上り詰める快楽の階段は
甘く刺激的で

私は私じゃなくなってしまうような気がして
佳真にしがみつく。

「俺がいるから・・・・。」

佳真の激しいキスに応じながら
わけがわからなくなるほど


快感の波が押し寄せてくる。


そして三回目にのまれた大きな波で
私は何もわからなくなった。


「・・・蘭・・・蘭・・・・・」

心地よい身体の疲労感の中で
愛しい声で目が覚める。


「ん~~~~」

「蘭?大丈夫か?」

「ん・・・何?」

「失神した・・・・。」佳真が笑った。

「あ・・・・一緒に・・・いけなかった?
ウチの方が早くいっちゃったの?」

「あはは ほぼ同時だけど ビックリした・・・
どうしようかと思ったよ・・・。」


力の抜けた身体を佳真に抱きしめられる。

「だってすっごく感じて 死んじゃうかと思った……。」

佳真が頬にキスしてくれた。

「最高の日だった。これからずっと俺たちには
こんな日が何度も訪れるんだ・・・・・。」