そう言っていると テレビの芸能ニュースで
二人のことが取り上げられた。

Kei が 早朝自宅から出てきて。
それからすぐに モニカが
Kei を追いかけてる写真


そして Kei の肩に甘えるように寄り添うモニカ
二人の後ろ姿

「まだお二人からは 何もコメントはありませんけど
お似合いのカップルですよね。」

「映画のラブシーンが濃厚でしたものね。
想像してしまいます~~」

司会者とコメンテーターの女が笑ってる。


お似合いの二人

ふと鏡に映った自分を見る
急に恥ずかしくなった。

こんな女より モニカの方がきれいだしスタイルいいし
Kei の周りには こんなタイプがうじょうじょいて


「仕方ないよね・・・・だってずっと会ってない・・・・」

佳真を責める気にはなれなかった。


私と佳真の生きる場所が違うんだ・・・・。


もし


もしも 佳真に 別れを告げられたら……
ウンっていうしかないんだよね。


私は彼女として 何もしてあげられない……。


佳真の成功さえ 素直に喜べない……。


「もう…ダメかもしんない……。」

ベットの上にあおむけになって天井を見ていると
涙が流れ落ちた。