そろそろ家を出ようとしてると
佳真からメールが入った。


『まだ家?ごめん 今日無理っぽい。
マジにごめん。また連絡する。
もし家出てたら ほんとごめん。』

え~~~

こんなにオシャレしたのに?嘘でしょ~~~!!


『どうして?』

半べそな私のメールに 返信は来なかった。


「頭に来た!!」

洋服を脱ぎ捨てて 髪の毛をグシャグシャにした。

佳真と付き合って初めて泣いた。


「もう~~もう別れるから!!
絶対に許さないもん!!!」


私より大切な用事って何?

本当だったら今頃 手をつないで歩いていたんだろう。


「ムカつく~~~!!!」

結局楽しいデートのはずが ふて寝になってしまった。