司会者が

「間に合いましたね。」と言った。

「そうなんです。今 ホントに今ギリギリでした。
よかった・・・・愛する出身地で サプライズ成功しました。」

Kei がホッとしたように汗を拭いた。

「今日は朝からずっとテレビ局回りなんかで
これからまた飛行機に乗ります。どんだけ移動して歩くんでしょ?」

Kei は監督を覗き込む。

「さすがに疲れたですね。
ラーメン食べたいけど・・・すぐに千歳に戻ります。」

監督も Kei に合わせて笑った。

「映画のお話を聞かせてもらいましょうね。」

Kei はスポットライトよりも輝いていた。

「かっこいい~~~」忍先生が悶絶してるけど
本当に カッコイイ・・・・・。


あそこにいる人が 私を愛してるって
言ってくれる 佳真なのか わからなくなるくらい。

「濃厚なラブシーンありましたけど モニカさん
どうでした?」

「あ…えっと…」甘えた様子で Kei をチラ見するモニカ


おい おい

「もう Kei さんに体も心も預けました。
香織さんがあまりに綺麗でスタイルがよかったので
もう必死でした・・・。私はずっと劣っちゃうから
演技勝負しかなくて……ね? Kei さん。」

いちいち そんなキメ顔で覗き込むな!!