狭いベットで目が覚めて 
佳真がまだ眠っている・・・・・。


疲れてるんだろうな

スースー

寝息に神経を集中させる。
こんな近くにいれるのは 初めてだから

脳に一杯詰め込みたい


離れていてもこんな佳真を 思い出すだけでも
とっても幸せな気持ちになる。


静かにベットから出て
冷蔵庫を開けた。

ここは腕の見せ所


目覚めた佳真が 喜んでくれる料理をと
あれやこれや

出して料理を始めるが
普段やりなれないことで

「あ!!!」

「間違った 塩じゃん!!」

「焦げちゃったよ~~~も~~~!!」

キッチンは戦場と化した。
結局時間をかけるも 形になったものはなく

しょっぱいチャーハンだけが
とりあえず形をとどめている。

「こんなの佳真に食べさせられない……。
ちゃんとお手伝いしておくべきだった。」

その点 凛は料理が上手で

「おねえちゃん 結婚したら旦那さん可哀そうだわ。」
とよく言われていた。

その意味 今よくわかる・・・・・。