「今日なら ウチめちゃ素直になれそ。
残念だな~会ってたらもう スゴイ私になってるよ。」

「マジに?スゴイ私って?」

「酔いに任せて・・・・って感じかな~。

電話の向こうで佳真だ大爆笑

「まずいな~想像しちゃうよ~
これが遠距離の悲しいとこだよね・・・・。」

「会えない時間が愛育てるって
昔の歌にあったよね。ウチの親が名言だって言って
よく歌ってるの。ファンだったらしい。」

「知ってる知ってる~名言だな~
遠距離恋愛のバイブルだ~。」

佳真の声が 心地よい。

「愛してる 佳真・・・・。」

「はは…今日マジで熱い女になってるね~」

「愛してる愛してる 大好き!!
ウチくらい幸せな女は 今日はいないと思う。
独り占めだもん……贅沢すぎて 怖いくらい。」

「じゃあさ 今度会う時は
その熱い蘭ちゃんでいてくれんの?」

「今夜は 何でも言えるよ
愛に酔い 酒に酔い ウチ最高の気分だから~
だけど 熱い蘭ちゃんは 本日限定だった~あはは~」

「な~んだ~~つまんねーな~。
そっちも今夜は 星綺麗かい?」

佳真 会いたいよ~~~~。