すると流はさっきとは
表情を一変させ、真剣な
顔をしてこう言った
「…海が事故にあった」
…え?
目の前が…
真っ白になった
「…海?………が?」
「そう、海が」
「まさか死んじゃって…」
ドクン、ドクンと心臓が
大きく鼓動する
流の次の言葉を
静かに待つ
「大丈夫、死んでね-よ」
その瞬間私は足から
一気に崩れ落ちた
「……よかったあ…
流がそんな顔して
言うから心配したじゃん
あ、もしかしてお見舞い
行くとかそういうこと?」
無理矢理笑顔をつくって
流に私は問いかける
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