クロ-ゼットに手をかけて
服を選んでいると
下からお母さんと流の
会話が聞こえてくる




「流君ごめんね-?
琴都日曜起きるの本当に
おっそくて」


「いや、大丈夫です
琴都が寝起きの悪いのも
慣れてますし」



「本当にね-何とか
なんないのかしらね?
流君のことちょっとは
見習いなさいって
言っとかなくちゃ」



「私のこと言ってる…」



なにもう!

みんなして私のこと
悪く言って-!!!


頬をふくらましながら
私は服に着替え始めた