「俺は葵 來哉-Aoi Raiya-



獣帝の15代目総長」



不敵な笑みを浮かべた黒髪の葵。



その瞳は







蒼かった。










『………俺は藍城 琉稀-Aijou Ruki-です』




瞳をしっかりと捉えて言った後、暫く見つめあっていた。




「………まてまてまて。



男同士が見つめあってんのってすげぇ気持ち悪りぃから。」



金髪がそう言うのを聞いて、私は視線をそらした。