「あーもうやだ。教科書忘れただけで図書室の掃除とかほんとに萎える。1人とか、、もーさらに萎えるってーのっ!」


やば、1人で喋ってた。
誰もいないからいっか←


今日の現国、わたしは教科書を忘れました。いつもは優しい優しい長瀬先生が何だか機嫌が悪くって、図書室掃除(1人で!)を突きつけられました。



ってか、図書室って汚い。
埃めっちゃある。何この部屋。絶対、肺に悪いでしょ。


わたしは1人虚しく掃除機なう。


もう終わろっかなーって思ったら、


「なにこの本、、分厚っ!」


ぽつんと置かれた本発見。
分厚過ぎてぽつんって感じじゃなくて、ドンって感じかも。


なにこの存在感ありありの本。


よく見てみるとしまう場所は棚の一番上。


「まぁ、いっか。無視無視。シカト第一だよね。もう帰りたいし。」



――出てる本があったらきちんとした場所に戻しといてな。よろしく。


うはっ。長瀬そういえば言ってたなぁ。なんか思い出しちゃったよぉ。


しょうがない、しまってあげましょう。



「重たぁっ」



何この本。何を語るためにこんなに分厚くなってるの。作者、文章まとめるの下手くそすぎるでしょ、。


あれやこれや考えながら、本を持ち上げ近くにあった踏み台に乗った。


「んーーーっ」


言うこと聞いてよー。早くこの空いてるスペースがあなたの居場所でしょ!


これ、ほんと重たいからね。
こんな重い本今まで出会ったことない。



ぐらっ


え、うそ。










「やばぁっ「危ないっ!」






どんっ