「ねえ、聞いて。わたし昨日叫んだの。もう彼氏なんて諦めたーって。」


「え、なんで?あんなに欲しい欲しい言ってたのに。」


「ママが教えてくれたんだー。彼氏っていらないって思ったときに出来るんだよって。だから、そう思うことにしたの。」


いつも通りのお昼休み。

今日もわたしはいつめんの七海と晴香と彼氏ってものについての語りなう。


「七海、最近、大地くんに会ってる?」


いつめんの姉的存在の晴香が心配そうに尋ねる。


「全く会ってない。連絡もとってないし。もーこの恋も終わりかなーって思ってる。」


七海の彼氏は隣の工業高校に通ってる。会おうと思えば毎日だって会える距離だし、帰りに一緒に帰ることだってできる。


「会おうって言っても、忙しいっていわれるし。忙しいとか絶対うそ。」


七海の話を聞いてると、恋愛って難しんだなって思う。

片方が好きでもその相手の気持ちが違ったら終わっちゃうんだもんね。


あー、恋って繊細で壊れやすいものなのかもね。



わあ、今の名言じゃない?←