「蘭の持つ白の鎌は、浄化する。」
「それは分かるわ。」
俺も分かる。
「だが、その持ち手によって鎌も違うのだ。」
「どういうこと?」
「それは出してみれば分かるだろう。だが、それをやらせるのがそいつだ。」
フラーダはクローファを睨んだ。
「クククッ…。やはり分かっていたか…。」
「当たり前だろう。貴様とは違うのだ。」
…お二人さん…俺らをおいていくな…。
「雷珸…。我はクローファとやる。」
フラーダが挑戦状をクローファに差し出した。
「やめて!!」
蘭が叫んだ。
「もういい…。」
蘭…。
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