「クローファ…あなた…何者?」
蘭がショック受けたような顔をして言った。
「それは我が言おう。」
フラーダが言った。
「そやつは闇の龍神だ。」
「あなたと違うの?」
「そうだ。我は光の龍神。」
「光の…。」
蘭の瞳に希望が灯ったのを俺は分かった。
「闇の龍神は、鎌が目的だ。蘭の持つ鎌は全てを操るからな。」
「私の…鎌が…?」
「ちょっと待て!!」
俺は割り込んだ。
「なんだ?雷珸。」
フラーダはびっくりしている。
「鎌って何だよ?」
「あ…それ…私も気になっていた。」
蘭も気になっていたらしい。
「なら、言おう。全てを話す。」
フラーダは真剣な顔をして言った。