クローファ…あいつが…。 「久しゅうのう…。フラーダ。」 「我は会いたくなかった…。クローファ。」 クローファは真っ黒の鱗で覆われている龍の体。顔はやはり黒で、額に真っ黒の角がついていた。その先は尖っていて…。 「貴様が古城雷珸?」 クローファが尋ねた。 「そうだ。お前がクローファか?」 「いかにも…。雷珸。」 クローファは笑うような…いや、あざ笑うように言った。