「雨音美玖さん!おめでとう☆
 では明日から1ヶ月の彼女期間を楽しんでくださいね~。これでメインイベントは終わりッ。 かいさ~ん!!」



さっきまで集まってた人みんなが、いっせいに帰っていってしまった。



もちろん、瑠奈も・・・。



「・・・あの?あたしは帰ってもいいですか・・・ね?」



いつまでもここにいたらあたしの心臓が持たないし。



「うんっ。ばいばーい!」



とってもフレンドリーなミス桜高。



あたしは逃げるように、教室へと戻っていった――。