――慶吾Side


「バカっ!!」


そういって美玖は飛び出してしまった。


「なんでだよ・・・キスしただけじゃん・・・?」


正直、俺には美玖が怒った理由が分からなかった。



・・・押し倒したのがいけなかったかな?



俺は美玖の後を追って、屋上を出た。


そこで丁度、昼休み終わりのチャイムがなった。