へぇ。でも、その間がなんか怪しかった。



もしかして好きな人でもできたんじゃないかとか、もしかしてその人のためにイメチェンしたんじゃないかとか、不安で胸が疼く・・・。



風に吹かれてなびく髪は、あたしの心を締め付けた。



ぎゅ。



あたしは制服の裾を強く握った。



慶吾さんはそれに気付きながらも何も言わずに自転車をこぎ続けた。