目の前に置かれたコーヒーをひとくち口に含んでみる。

口の中に広がる塩味。



アイツ・・・砂糖と塩間違えやがった。



美玖と美玖のおばあちゃんにさよならをいい、俺は美玖の家を出た。


「今日はなんか、いろいろすいませんでした。」



美玖は軽く頭を下げた。なんか、イジメたくなってくるな。



「お前さっきの覚えてるよな??」