鼻歌を歌いながら、あたしは二人の飲み物を作った。



ところどころでかすかな話し声と慶吾さんの叫び声が聞こえる。

・・・何話してるんだろ?



「よし。できたぁ!!」


2つのマグをトレーに乗せて運んだ。



「おまたせです!!」


慶吾さんはコーヒーを一口含むと、あたしの服の袖を引っ張った。



「・・・後で覚えておけよ。」


砂糖と塩、間違えた!?