「ねぇ、慶吾さんってさ、何で今まで彼女いなかったの?」



朝、慶吾さんの自転車に乗りながらあたしはちょっとだけ聞いてみた。



だってこんなかっこいい人(超ドS)に彼女がいないなんてありえないでしょ。


絶対何か理由あるし!!



「は?別になんもねぇよ・・。」


軽く顔を逸らされた気がした。



「ドS過ぎて彼女できなかったとか?うわー。ありえるわー。」



やばい。あたしのSスイッチがオンになってしまった。